鹿児島市の昭和
教育振興会の押越です。
鹿児島市の昭和に関する本を読んでいたら,1919年
(大正8年)に鹿児島アリーナ(現在は西原商会ア
リーナですが)のある鹿児島市永吉あたりに薩摩製
糸株式会社という製糸工場が設立されたという記事
を見つけました。
写真は1930~40年代(昭和10年代)の薩摩製糸の
鹿児島工場の全景と工場内部です。
写真の鹿児島工場以外にも宮之城工場,鹿屋工場,
末吉工場があり,鳥栖製糸場に次ぐ規模だったとの
ことです。
1880年代の後半の日本は,紡績,製糸などの軽工業
を中心に産業革命の時代を迎えており,鹿児島の産
業も時代の流れに乗っていたのだと思い,自分の住
んでいる地域や近辺の歴史について新たな発見をす
ることができ,とても新鮮な気持ちになりました。
教科書に載っている時代のできごとは,当時,自分
の住んでいる地域と何か関連があるのかということ
を考えてみると,歴史について理解を深めることに
もつながります。
ぜひ受験生のみなさんにも自分の住んでいる地域や
近辺の歴史についても興味をもってもらえたらと思
います。